我が家にクルマがくるまでは…

そろそろ子供も生まれるし、自家用車の再購入に弾みがついてきた!さて、何を購入しようか…購入までを徒然に。

またもや車が来るまでは(その二)

カッコ良過ぎたCX-3

これまで再三CX-3がカッコ良すぎると言ってきました。いや、本当に奇跡的に(デザインが)よくできた車だと思ってます。それを感じるのは洗車でボディを拭いてる時、ハリのある筋肉のようなパンと張った面をなでているとモデラーのとてつもない意志を感じます。MODUSに乗っていた時も洗車が楽しかったですが、それに負けず劣らず楽しい時間でした。それでもなぜか車を拭き終わった後に、自分の物じゃないような不思議な感覚に襲われるんです。どうしてもシックリ来なかったんですね。四年以上付き合ってるのに…

f:id:dawada:20191109220855j:plain

MAZDA CX-3

CX-30は妥協点を高めた

CX-3を所有して見て、自分の車選びには「抜け感」みたいなものが必要なのかもしれないなと気づけました。CX-3はクーペみたいなもんです、格好良さに振り切った車。私の場合はこれまでの車歴からしてもそうですが、どこか可愛げのある車の方が好きです。

そういう意味でかどうかはわかりませんが、CX-30はなんとなくスッと入ってきたんです。「鼓動」と言うデザインテーマも二周りくらいしましたし、デザイナー達も力の抜き所がわかって来ているんじゃないかと。何をエラそーにではありますが…ただカッコよければ売れるもんでも無い、CX-3の売れ行きを見ればそれは事実であると言えます。

CX-30が抜けているとか言ってるわけではないですが、イキってない感じも好印象でした。S字リフレクションとかは大して興味がないですが、面の抑揚のみでまとめれられたボディは艶やか。けれどもそこまでアピールしてこない、自然な美しさがあると思います。造られていない美しさと言ったらマツダモデラーは怒るかもしれませんが、もしかしたら新しいことに挑戦していて最終的な答えに行き着く前の、ちょっとしたアンバランスが「抜け感」みたいなものにつながっているのかも知れません。

f:id:dawada:20191110000250j:plain

MAZDA CX-30

ところで車変えようかなって思った理由は、ACCなどの先進安全装備でした。私がCX-3を購入した時にはまだその辺りが弱かったのですが、年次改良でどんどん良くなってきております。良いなーと思いつつもやはり室内の狭さや乗り心地にも不満があったので、同じ銘柄での乗り換えは考えられませんでした。

マンションの立体駐車場に入れなければならない身(下の方です)としては、車格的な制限でそもそも選択肢が少ない。しかもこの時期ヴェゼルは末期、XVは便利そうだけど外観がアグレッシブすぎて所有欲が湧かない。エクリプスクロスは更にアグレッシブで買えない。スタイリングに目をつむればいい車は沢山あるのですがね…このサイズの車選びは本当に難しい。もうちょっとサイズを大きくすれば車種も増えますが、大きくて燃費の良くない車は自分の信条に合いません。

CX-3に乗って一番気に入ったのはディーゼルの燃費の良さとトルクでもあります。大きさもちょうど良くディーゼルにも馴染んできたところなので、ここから乗り換えるのであれば燃費は無視できない身体になってしまいました。自分の中で最も効率の良い妥協点を探ると、おのずとCX-30になります。もちろんディーゼルであれば欧州車という選択肢もあったのですが、ディーゼルを積んだ欧州車は軒並み高いしスペースユーティリティーに優れているかというと実はそこまででもないのが現状です。

とか色々ありますが、CX-30は「腑に落ちた」というのが本当の理由かも知れません。

 

CX-3とのお別れ

今はちょうどエアポケットみたいな時期、これから各社出す車はきっと良い方向に行くという気はしています。なんとなく、本田も日産も反転頑張ってきそうな気がするし。今はまだその時期じゃないのもわかってます。

でも私はCX-30の注文書にハンコを押してしまいました。次に車を買う時には慎重に行こうと思っていたのですが、こういうのは思い立ったが潮時ですね。思ったよりもいい値段でCX-3を買い取っていただいたのも、買い替えの後押しになったのでした。

それでも4年余り付き合った車とのお別れは寂しいもんでした…見えなくなるまで見送ってしまった…めっちゃ美人でめっちゃ良い奴だったな。

次回はCX-3との4年間を改めて振り返ってみたいなと思います。