我が家にクルマがくるまでは…

そろそろ子供も生まれるし、自家用車の再購入に弾みがついてきた!さて、何を購入しようか…購入までを徒然に。

またもや車が来るまでは(その二)

カッコ良過ぎたCX-3

これまで再三CX-3がカッコ良すぎると言ってきました。いや、本当に奇跡的に(デザインが)よくできた車だと思ってます。それを感じるのは洗車でボディを拭いてる時、ハリのある筋肉のようなパンと張った面をなでているとモデラーのとてつもない意志を感じます。MODUSに乗っていた時も洗車が楽しかったですが、それに負けず劣らず楽しい時間でした。それでもなぜか車を拭き終わった後に、自分の物じゃないような不思議な感覚に襲われるんです。どうしてもシックリ来なかったんですね。四年以上付き合ってるのに…

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MAZDA CX-3

CX-30は妥協点を高めた

CX-3を所有して見て、自分の車選びには「抜け感」みたいなものが必要なのかもしれないなと気づけました。CX-3はクーペみたいなもんです、格好良さに振り切った車。私の場合はこれまでの車歴からしてもそうですが、どこか可愛げのある車の方が好きです。

そういう意味でかどうかはわかりませんが、CX-30はなんとなくスッと入ってきたんです。「鼓動」と言うデザインテーマも二周りくらいしましたし、デザイナー達も力の抜き所がわかって来ているんじゃないかと。何をエラそーにではありますが…ただカッコよければ売れるもんでも無い、CX-3の売れ行きを見ればそれは事実であると言えます。

CX-30が抜けているとか言ってるわけではないですが、イキってない感じも好印象でした。S字リフレクションとかは大して興味がないですが、面の抑揚のみでまとめれられたボディは艶やか。けれどもそこまでアピールしてこない、自然な美しさがあると思います。造られていない美しさと言ったらマツダモデラーは怒るかもしれませんが、もしかしたら新しいことに挑戦していて最終的な答えに行き着く前の、ちょっとしたアンバランスが「抜け感」みたいなものにつながっているのかも知れません。

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MAZDA CX-30

ところで車変えようかなって思った理由は、ACCなどの先進安全装備でした。私がCX-3を購入した時にはまだその辺りが弱かったのですが、年次改良でどんどん良くなってきております。良いなーと思いつつもやはり室内の狭さや乗り心地にも不満があったので、同じ銘柄での乗り換えは考えられませんでした。

マンションの立体駐車場に入れなければならない身(下の方です)としては、車格的な制限でそもそも選択肢が少ない。しかもこの時期ヴェゼルは末期、XVは便利そうだけど外観がアグレッシブすぎて所有欲が湧かない。エクリプスクロスは更にアグレッシブで買えない。スタイリングに目をつむればいい車は沢山あるのですがね…このサイズの車選びは本当に難しい。もうちょっとサイズを大きくすれば車種も増えますが、大きくて燃費の良くない車は自分の信条に合いません。

CX-3に乗って一番気に入ったのはディーゼルの燃費の良さとトルクでもあります。大きさもちょうど良くディーゼルにも馴染んできたところなので、ここから乗り換えるのであれば燃費は無視できない身体になってしまいました。自分の中で最も効率の良い妥協点を探ると、おのずとCX-30になります。もちろんディーゼルであれば欧州車という選択肢もあったのですが、ディーゼルを積んだ欧州車は軒並み高いしスペースユーティリティーに優れているかというと実はそこまででもないのが現状です。

とか色々ありますが、CX-30は「腑に落ちた」というのが本当の理由かも知れません。

 

CX-3とのお別れ

今はちょうどエアポケットみたいな時期、これから各社出す車はきっと良い方向に行くという気はしています。なんとなく、本田も日産も反転頑張ってきそうな気がするし。今はまだその時期じゃないのもわかってます。

でも私はCX-30の注文書にハンコを押してしまいました。次に車を買う時には慎重に行こうと思っていたのですが、こういうのは思い立ったが潮時ですね。思ったよりもいい値段でCX-3を買い取っていただいたのも、買い替えの後押しになったのでした。

それでも4年余り付き合った車とのお別れは寂しいもんでした…見えなくなるまで見送ってしまった…めっちゃ美人でめっちゃ良い奴だったな。

次回はCX-3との4年間を改めて振り返ってみたいなと思います。

またもや車が来るまでは(その一)

東モ行ってきました!

仕事を早めに切り上げられたので、16時から東京モーターショーに行ってまいりました。もちろんFITとHonda eを見に、どうしても私はHONDAが忘れられないようです。

どうでもいいですが東モは16時以降の入場料が1000円になっていました。会社帰りにふらっと行く人結構いるんですね〜。もう終わってしまいましたが、個人的には心の盛り上がりに欠けるショーになっておりました。とはいえ家族連れなどが楽しめる工夫などがあったので、車の魅力に触れられる貴重な機会創出だと思うと頑張ってほしーなーと思う反面、クルマ好きにとっては話題に事欠く感じでした。

とはいえ車選びに悩んでいた自分にとっては、久し振りにHONDAで期待できる車が展示されると聞き行かざるを得ないわけです。勇んで会場に着きFITの前に立った時、そこに「ときめき」を感じることが出来ませんでした。

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Honda Fit


FITに課された使命

軽しか売れないHONDAにとって、今回のFITは起死回生の一手を打たなければならない超重要商品な訳です。大抵HONDAのヒット車は肩の力の抜けた、誰も期待していなかったところから生まれるこ

とが多かったように思います。そこには新たな生活やシーンの提案があり、その遊び心にお金を払うという「粋」な金の使い方ができるメーカーだったと思います。でも今は立場も違うし作っている車種の量も違う、増えすぎた車種を統廃合し本当に売れる車を作らなければならないのです、肩の力を抜けるはずもないわけですね。特にFITはHVからEVに向けて変わりゆく自動

車の現在と未来をつなぐ、最重要車種になってしまっています。

もちろんとても良く出来た車だったと思ってます。これを買う人は後悔しないだろうし、FIT3のような失敗を二度とは繰り返さないでしょうから、安心して変えるとてもよく出来た車だと思います。特に車の中から外を見たときの視界の広さ、開放感を感じるインテリア、そつなく出来たシートやトリムなど価格帯に見合った、またはそれ以上の価値を表現できていることは間違いありませんでした。特に細いAピラー越しに見える前方視界は、きっとドライブを安全に楽しくさせてくれるだろうと思います。

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Honda Fit Interior

デザインもシンプルでスリークになり、長く乗っても飽きないHONDAデザインが帰ってきたと思います。近年の派手なHONDA車に慣れている若い人はがっかりされているかもしれませんが、40代以上のHONDAファンには多分「よく帰ってきた!」と心から拍手を送っているのではと。

 

それでもときめかず…

とはいえその集大成とも言える、モデルにときめきを感じることはできませんでした。いい車なんですよ、でもキャラがなかった。みんなが買う車です、個性が無いことも大事なことです。でも私はそれが欲しかったんだと思います。

「e」にHVなりエンジンなりを積んでくれたらまじでそれ買います。でも、それは叶わぬ願いでしょうから…あー積んできたら一緒後悔しそう。

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Honda e

本当ならこれに乗りたい、でもプラグのないマンション住まいの僕には無用の長物。嗚呼、これは運命なのかもしれません。もちろんショーで見た「e」はとても良かった!トキメキましたね。前回のモーターショーで出たコンセプトよりも数倍良かったです。でもこれは買えない…辛い…

でもFITはそれの代わりにはなり得ませんでした。

 

CX-30に再会

西館からゆりかもめに乗ってトヨタグループの会場へ移り、MAZDAブースも寄って見ました。一応MX-30見に行こうかなと思って…こちらも肩の力の抜けてない、いや抜いてるよ的に見せられている感じがして逆に凝っちゃうという。で、そのディスプレイから一番遠いところにCX-30が置いてありました。

今回私がCX-30のデザインに感じているところは適度に肩の力の抜けた表現ができている、というところです。

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MAZDA CX-30

ここからは私の推測になりますが、要因は例のS字のリフレクションを実現するための造形手法と、内側のレイアウトから押し出された造形シロの少なさです。私が愛したCX-3は確実に外側から作られた車です。過去にもカッコ良すぎるとか書かせていただきましたが、CX-3はパッケージングの前に造形があったからこそのあのデザインでした。

でも今回はそうも言ってられない。いくらカッコ良くても、使うユーザーが使用シーンを想い描けないユーティリティーでは売れないということです。ある意味では妥協の産物とも言えるのですが、その妥協点をいかに高次元で表現するかがいい商品になるポイントでもあります。

それと「S字」の表現、MAZDAは引き算の美学と語っておりますが、まさしく引き算しないとS字が表現できないんです。もしBピラーを頂点にして前後に絞り込んだCX-3のような造形にするとS字が綺麗に出ないんです。前後ドアの下のモールがぺったりして感じるのそこで、その部分ができる限り抑揚がない方がS字を美しく表現できるのです。その抑揚のない稜線からフロントのフェンダーに向けて凹みの造形を助けることでS字が完成する…ドア部分下外側に抑揚がないと足回りの空間に余裕が生まれますよね。CX-3はそこの抑揚がBセグメントとしては異常についており、結果後席の室内幅に圧迫感をもたらしておりました。

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MAZDA CX-3

いやその方が車としてはカッコいいんですよ!ちなみに所有している私的に一番好きな部分は後部座席ドア下がは付近の面の抑揚です!(笑)そこと黒いモールの合わせが本当に絶妙だったんです。

でも、CX-30はその部分の処理ができないんです。いや正確には全幅が1860くらいあったらできたかもしれません、全幅1800以下に抑えるためにホイールハウス周囲のやドアモール上の稜線を入れざるを得なかったのではと思います。ボディーワークを優先して敢えてディティールを犠牲にできているのだと思います。非常に高度な技だとは思いますが、これまでの「ド」のつく真面目マツダデザインからは少し肩の力の抜けてきたのかなと思いました。

 (つづく)

 

 

これは決まりかもな…

あと1年待てば

ホンダも日産もいい車を出してくるのは間違いないです。今は国内の自動車業界の潮目だと思ってます。現にモーターショーではその片鱗が見えてきているし、トヨタは多分隠し球を持っているはずです。

でもね、待てないんですよ。どうやら私の「車を買うサイクル」はいい時の裏目に入ってしまったらしいです。CX-3に乗ってから燃費がいい車の心理的なお得感(実際にお得かどうかは微妙ながら)を鑑みると、今度乗る車もディーゼルかハイブリッドくらいは行きたい。けれどもCX-3とか30くらいのサイズでディーゼルだと自動的に欧州車になってしまう。で、ハイブリッドのいいのを待とうとすると、多分2020年になるんです。来年初めに車検を迎える私としては一刻も早く下取りに出したい、現に今ならだいぶ高く見積もってもらえそうでした。(特に年内なら)

 

今買うならCX-30

前回のブログでもCX-5に乗った件に触れましたが、それはそこそこ衝撃的でした。視界が高いとか広いとかは別として、ACCやLKAを含めた運転補助機能の快適さとマナーの良さがとても気に入ったのです。体力的にも少しづつではあるものの衰えを感じ始めている身としては、これからくる視力や判断力の衰えに備えていくのがベターだと考え始め、そこに家内からの了解も取れたことで車探しを始めました。CX-3を買った5年前とは明らかに運転補助機能が目に見えて充実してきていますし、昨今の交通事故に対する報道なども背中を押してか各社標準装備化されてきています。

で、CX-5に乗った感想で一番引っかかったのはサイズと燃費。かるーく高速と渋滞と一般道を走って我が家の立体駐車場にも入れてみましたが、大きいし燃費悪!ってくらい燃料計が動くスピードが速かったです。こりゃあ5は候補に入らんなと、CX-3に慣れすぎたのか無駄に大きいおがあまり好きじゃないのもあります。

普段1.5Dに乗っている身としては多少パワーが無くてもあのトルク感があれば2.2Dまではいらんし、立体駐車場に入れるのであれば大きくない方がそんなに気も使わずにすむし。CX-30座った限りではCX-3よりはゆとりも出たし、何よりシートの出来の良さや静粛性で快適さが増している、トランクも使いやすく大きくなったし不満店がことごとく解消されていたのでした。

という所を平たく見て各社舐め回すと、今回もXVにぶち当たったのですが、以前にもましてアグレッシブになっていくSUBARUさんは流石に触手が向かない。エクストレイルやヴェゼルは末期感あるしCH-Rは流石に乗れない。まあ、そういう意味でも裏目サイクルなんでしょうねぇ。消去法的にCX-30になってしまうのです。

 

VOLVO見に行ってきた

なんだかつまんねーなーと思い、思いつく会社も見に行ってみるかとVOLVOのディーラーに行ってみると…お目当のXC40の幅がなんと立駐に入らないことが発覚!!!価格もさることながら駐車場にもハマらない車なのでした。ちなみにエクステリアは流石だなと思いましたが、インテリアのことクオリティに関してはCX-30の方が上に感じました。これは人それぞれかもしれませんが、それだけCX-30は頑張ってます。特にリアシートはCX-3よりも座面が短くて、CX-3から替える理由としては乏しすぎました。その反面トランクは大きかったので、明らかに二人でお出かけすることを想定した車だと感じました。それに450万は出せないな〜、貧乏性なもんで。お金持ちのお嬢様あたりを狙った車かな…COTY獲ってる車ですから走ればいいんでしょうが、流石にあのリアはないなぁ。家族持ちにはXC60とかの方がいいんでしょうね、入らないけど!

 

あとはFIT見てだな…

ということで東モ行ってFIT見てきます!

自動車のこれからと、我が家の車のこれから

飽きっぽい性格は直らない

昔から自覚はあるんです。大体4~5年でサイクルが来る、昔は3年でしたが近頃はもう少し我慢できるようになったつもりでした。車なんて10年乗ってやる!と意気込んでいたものの、さまざまな要因によって変えたくなる衝動に駆られているわけです。

 

中でも一番の要因はホンダの「N-WGN」でした。そもそも小さい車好きの私は、本多から久しぶりに出たクリーンなデザインの軽に心を魅かれてしまったのです。中でも魅了的だったのは安全運転支援が標準で搭載されていること。都会の狭くいくねくね道を走るには軽が効率が良いし、ACC(アダプティブクルーズコントロール)があれば高速道路も楽ちんです。それにターボもついているし、N-BOXのように我が家の立駐に入らないなんてこともない。ひさしぶりにバランスのいい車を出してくれたな、ホンダ!と大層感心しました。やはり本田にはこういう「企画力」が大事ですねえ、あとはデザインのえらい人が代わりその効果が見えてきたという事なんでしょうか。飾らない質感の高さみたいなものがまた感じられるようになってきました。実際試乗してもとても好感触!すっきりとしたデザインは往年のホンダらしい、やはりホンダはミニマルなデザインの方がらしくて良いです。

 

新世代マツダに触れてしまった件

もちろん「CX-30」にも心は揺れております。出張先で見てきましたが質感なんかは2ランクは上にいっていて、もはやCX-3と比べることは愚かに感じてしまうほど。写真では気になっていたエクステリアのディティールも実写ではそこまで気にならず、トランク空けてみようと思ったら自動になっててビビりました(笑)

車内はそこまで広く感じませんでしたね、MAZDA3と同じでダッシュボードは少し高めで圧迫感があります。後部座席も頭周りの空間が少し広く感じたくらい、サイドウィンドウの傾斜が少し立っているのでそのおかげかな。でもCX-3よりパッセンジャー間を広めにとっているのでそこまで広々とは感じれないところが残念。後席だけでも左右間をあと40㎜詰めて、左右の頭付近の空間を感じれるようにした方が良かったと思います。

後席の膝前は女性のこぶし1個分くらい余裕がある感じはします。MAZDA3ベースに代わって思い切ってトレッド広くできたのをパッセンジャー間の余裕に使い切ってしまった感が少しあるかな。

 

とここまでは見て触っただけだったのですが、実際試乗して普段自分の生活エリアを走ってみたらえげつなく良くなってました…普段は車に対して渋めの評価が多い嫁をして、「これはいい…全然変わってるじゃん!」「CX-3がどんだけうるさくて乗り心地悪かったか、差がありすぎてびっくり」とまあ、今まで突き上げの酷い後席で我慢されていたのでしょう。

 

CX-3の時はほんとに一目惚れ状態だったので試乗もせずに購入した事もあり、そこそこ不満もありましたが今回はだいぶ良さそうなんです。家族で市場にいった理由は実は先日CX-5を借りる事があって、全車速ACCやらなんやらを一通り体験できたのですが、その事が我が家の車のターニングポイントになってしまったのです…

 

(つづく)

New CX-3...0?!

ブログほったらかし…

CX-3を検討してから、はや4年も経つのか…月日のすぎるのはなんと早いものかと。我が子と同学年の我が家のCX-3はひとまず問題もなく(ちょっとぶつけたけど)、無事四歳になりました。あれからディーゼルには厳しかろう近所の小間使いに、実家の帰省や旅行、キャンプにと様々な場面でお世話になっておりますが、さしたる不満もなく淡々とマイカーラーフをこなしてくれております。

いや、キャンプの際は搭載能力の低さから持っていくキャンプ道具に制限はありながらも、その制限の中で道具を厳選するという嬉しくないような楽しいような悩みはあリマス。ただいかにコンパクトに搭載して現地でそれらを展開した時のギャップを楽しめるという点では、違う楽しみを見いだせている気がします。バイクツーリングの時に培った経験に物を言わせて、少々高いアウトドアグッズにも家内が我慢してくれるこの状況は幸せなのかもしれません。余計な道具が増えないという点も良いのかもしれない、まあポジティブに考えればどんな状況も幸せになるのかもしれません。

とはいえ、もう少し大きければと思うことも事実。家族三人だからと割り切っていたカーライフも、局面を迎えると思い悩むことも有りや無しや…なんて思っていたら2019年のジュネーブショーにCX系のニューモデルの発表があるとのニュースが。今度はMazda3のシャシで行くとも書かれているし、もしかしたら市場フィードバックで荷室も大きくなるのかもなとか思いを馳せていたら、名前まで変わっちゃいました…

新型について

さてそのCX-30ですが、車っていうのはモデルチェンジのたびに大きくなっていく宿命なのか因果みたいなものがあるんでしょうかね。でもここまで大きくなったらさすがにCX-3のままでは駄目じゃないか、という親心のようなものが働いたのでしょうか。特にマツダは市場要求どおりに大きくなることをあまり良しとしない社風だと思いますし、3と30の併売の話もありますので名前を変えて3のユーザーにも気を遣ったというところだとは思いますが。

で、そのデザインですが鼓動の新世代のデザイン言語を採用し、キャラクラーラインに頼らない面の抑揚でボディーサイドを形作っております。とは言いつつホイールアーチ周辺とボディサイド下部の樹脂部分に平行に走るプレスラインが入っていますね…ただでさえ太めな黒樹脂部をより強調するラインが必要だったのか?!しかもホイールアーチ周辺は全後輪で幅が違うし…CX-3はそれがないゆえに一体感があって成り立っていたように思うのですが…そこが気がかりですねぇ。全体のフォルムはそんなに悪くなさそうですがディティールが気になりました。サイドビューからパッケージングを想像するに、だいぶ居住性は改善されてそうですね。インテリアもだいぶ質感が上がっているようです。

でもエクステリアデザインはCX-3の方がやっぱり良いですね、デザイン至上主義的でインテリアにしわ寄せなどいろいろありますが。それを含めて買っている人が多いのかもしれません。

がですよ、これ相当値段上がりそうですね。価格のボリュームゾーンが350万付近になりそうですね…これはもう我が家の予算には入ってこないだろうな。別に払えないかといわれると全く問題ないんですけど、300万以上払って車買うのもなんかそこまでしなくてもいいかなって気持ちになります。

これからのカーライフ

毎日乗らなきゃならない車ならともかく、首都圏で週末しか乗れないこと考えると300以上はちょっと無駄だかなと思えてきます。とはいえディーゼルの燃費とトルクはほかには代えがたいものもあるし、他社で味わえるのは外国車だけだし…とか考えるとそんなに高い値段でもないように思えてくるんですが。

最近よく家族でキャンプに行くのですが、やはりCX-3のラゲッジスペースの少なさには閉口する次第でして、もうちょっと詰める車を探して始めちゃったりしております...悪い癖ですねぇ。

結局ほしいのはかっこよく手荷物の詰める車ということで、スタイリングとユーティリティーのどちらが大事かという話はその人の価値観次第で、その価値観の比率が車の販売台数の比率なのだなと思います。CX-30はそこから生まれた車なんでしょうし、ヴェゼルが今なお売れているのもそういう事なのだろうと思ってます。

でもね、CX-3買ったことは公開してませんよ。実験的な車ではありましたけどある意味尖ってましたし、均質化の進む業界において1.5Dieselでスタイリングに振り切ったSUVなんてもう二度と出てもないでしょうから。これからも長距離低燃費ライナーとして活躍していただきます!

いつまでかはわかりませんが…

我が家に車が来てからは…(デザイン編)

 CX-3で一つだけ気になっているのは、やはりエクステリアのデザインです。いや、カッコイイんですよ、かっこ良すぎるといったほうが良い。デザイナーが思い描いた造形をそのまま形にした感がすごいんですが…皆さんデザインが気に入って買ってるんでしょうけどね。

ここまでデザイナーの意思を造形に持ってくる辺りは流石マツダだと思うんです。でも強い、何かが。もうちょっとフロントのアクが弱いとかグリルがコンパクトだったらとか。完全に好みの問題なのでなんとも言えないんですけどね、もちろん鼓動のテーマで一貫しているマツダですから当然なんですが。ここまで作りたい形を作るためには、設計や製造側の理解がなければ絶対にできません。

 

 以前、ある会社で自動車の設計に少しだけ携わっておりましたが、かっこいいと思うクルを作るのにここに一番のネックがあるんだなと思い辞めた経緯があります。かっこよくて使い勝手のいい車を作るんだ!と意気込んでおりましたが、その組織は酷い有様でした。会社は大きくなる途上で本社と設計の現場では意思の乖離が目立つようになり、たまにくるデザイナーには上から目線で「ちゃんと勉強してこい!」といい、自分は何もやらない…若い私にとってはこんなことが行われているのかとショックが隠せませんでした。

 元々デザインが第一志望だったので早々にフェードアウトしましたが、ここまで腐っているとは思ってもみませんでした。その会社はそれまでの提案的かつミニマルなデザインを捨て去り、今ではどこにでもあるデザインでかろうじてアイディアを形にしているくらいの会社に成り下がっております。

  あれから20年近く経ち、もしかしたら変わるかもしれないという淡い期待もあります。S社のような思ったものを形にする企画力を実現する様な力をつけた会社の活躍もあり、業界の勢力図もだいぶ変わってきました。

 もはやグローバルな思想からは逃げられない時代に、日本のようなドメスティックな考え方が受け入れられる多様性が世界中に生まれつつあります。偏った思想やコンセプトこそ、そのキャラクターになりうる世界になっております。

 

 諦めずに思ったことをやりきる思い切りが求められるのではと、強く感じる今日この頃です。

我が家に車が来てからは…(所感)

またまた久しぶりの投稿。気づいたら一年i以上経っている…年をとるとどんどん早くなりますね。子育てと会社とであっという間に時が過ぎ去っていきますね…みんなこの経験をしているのかと思うと、大きい子の親御さんには頭が下がります。 

 

 ところでCX-3、まあよく走ってくれます。長旅に出ることに全然億劫にならなくなったとは言いすぎですが、これまで乗ってきた車歴の中でももちろん一番疲れない。新しいということはこういう事なんだなとつくづく感じました。

 さんざんレビューも評論も出ていますが、だいたい乗り味はその通りですね。後輪から来る突き上げはやはりあまりよろしくはない、クイックネスは軽いデミオに比べるとやや落ちる、フロントウィンドウから来る騒音は価格からするとちょっと大きいと感じる、とかそういうやつです。

 燃費は少し諦めてタイヤの空気圧ちょっと下げるとか、工夫はできそうですがそこまで気にはならなくなるってのが正直なところですね。僕はXDの安いグレードでホイールは16インチですが、突き上げは18インチとそんなに変わりません。ホイール起因というよりは空気圧だろうなと思ってます。まあ燃費追っていくとそうなりますよね…きっとテストドライバーは苦労したろうなと思います。 

とはいえ、全然走りますよ!僕の基準から言うとすべてがちょうどいい(本音を言うと乗り味はデミオのほうが好きですけど)。サイズ、パワー、ドラポジ、高バランスです。今の車は日本者とはいえ皆高水準にまとまってきているので、どれ買ってもそんなに損することはないと思いますが。胸がすくようなドライビングという点ではマツダは秀でていると思います。自分の印象ではなんだろう…「靭やかさ」って感じではマツダが好きです。

 慣れてくると気になる所…それは買う前からわかっていたけど荷物は積めない!って所ですねw 完全に諦めていたんですが、やはり積載能力の低さは相当覚悟が必要だと思います。荷物が詰めて似たような車だったらヴェゼル買ったほうが絶対にいいです。

 

じゃあCX-3を買う理由って何?と言われると、僕はドライバビリティと答えます。燃費の良さとこの運動性能を両立している車ってそう無いですね。僕にとってヴェゼルが外れた理由はDCTの詰めの甘さとハイブリッドの出力特性が嫌いという点です。CX-3の踏み始めの特性もちょっと気にはなりますが(マイチェンで治ってるらしい)走りだしたら6ATの制御は素晴らしいと思います。(たまに頑なですがw)下手にシフトアップしないし、減速時のエンブレの制御も良く出来てます。

 

CX-3を買うときにこの車はSUVではない、5ドアHB と思って買っております。そもそも最近のSUVは全然荷物が積めませんし、このサイズで荷物と人を運ぶんだったらFREED SPIKEが最も良く出来ていると思います(エクステリアデザインを除いて)。感覚的に、10年付き合って飽きずに過ごせるならこいつかなって言うのが買った主な理由ですね。ただし、デザインが10年飽きが来ないかどうかは別の問題ですが…